モリーズ・ゲーム MOLLY'S GAME

モリー・ブルーム略歴

1978年

コロラド州ラブランドにて臨床心理士の厳格な父と優しい母のもとに生まれる。

1990年

12歳で、脊柱側弯症の手術を受ける。

1999年

フリースタイルスキーの北米選手権で女子モーグル3位の成績を残す。

2003年頃

脊柱側弯症の手術による痛みが原因で競技を引退し、単身LAへ。ウェイトレスなどの仕事を経て、ポーカールームの運営に関わるようになる。彼女のポーカールームに顔を出していたのは、ハリウッド俳優のトビー・マグワイアやレオナルド・ディカプリオ、ベン・アフレック、映画監督のトッド・フィリップスなど。

2007年

正式に事業を立ち上げる。収入は参加者からのチップのみで、違法となる手数料は取らず、税金もきちんと払い、法律の範囲内で仕事をしていた。

2009年

NYにポーカールームを開く。この頃から徐々に、パートナーの勧めで手数料を取るようになる。

2011年

FBIがNYのポーカールームを捜査、全財産を没収される。FBIは組織犯罪について捜査しており、その件でモリーに話を聞きたがっているようだった。捜査に協力しなければ、没収された財産は取り戻せず、起訴される可能性も出てくると弁護士に告げられるものの、自身の信条に従い協力を拒否。その後、NYの自宅を引き払って実家に身を寄せる。

2013年4月

人生を見つめ直し、LAでまた一から生活を始めていた頃、突然、共謀容疑で逮捕される。その時の逮捕者は30人以上に上ったが、そのほとんどが彼女の知らない人物だった。

2013年12月

連邦裁判所に出廷し、ポーカーゲームで違法に利益を得ていたことについて有罪を認める。だが、組織犯罪との関わりは薄いと見なされ、翌年、執行猶予1年、罰金1000ドルの判決が出る。

2014年6月

回想録「モリーズ・ゲーム」がアメリカで発売。